茶道
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季節を楽しむお菓子② 柚子釜薯蕷饅頭
今月から11月、お茶の世界ではお正月ともいわれる時期。 炉の季節が始まりました。 昔は初夏に収穫したお茶を茶壷につめて保管し、夏を越して涼しくなったちょうどこの時期に、茶壷の封を切ります。 寒い時期には寒い時…
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10月は名残の月。残花と中置の茶席を惜しみ、楽しむ。
あっという間に暑い夏も過ぎ、秋の風を感じる季節になりました。 2020年は10月1日が中秋の名月でしたが、ご覧になりましたか?関東は天気が心配されましたが、大きな月を見ることがで…
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気軽に抹茶を点てたくなる、おすすめの道具たち 。
新緑薫る季節になってまいりましたが、いかがおすごしでしょうか。 コロナ自粛が始まってから生活スタイルが変わった方も多いはず。ジム通いやお稽古ごとなど、今まで習慣になっていたものが出来なくなって…
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「茶禅一味」から学ぶ、本当の茶人とは、茶禅の真髄とは。
「茶禅一味」 という言葉を聞いたことがあるでしょうか。 茶道をやっている人間なら一度は耳にしたことがあろう言葉です。 茶味は禅味を兼ねる。(大林宗套)茶意は即ち禅意なり。(寂庵宗沢「禅茶録」)茶の湯は第一…
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令和2年1月、大徳寺の月釜に行ってまいりました。
先日1月28日に、京都紫野にある大徳寺の月釜にお邪魔してきました。 当日は雨が心配されていたものの、1月とは思えない暖かさで、何とか傘をささずにすみました。 1月は聚光院の法要は表千家担当になります。わたしは出遅…
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何事にも「いい時期」がある。その「ときどき」を楽しむ−千宗屋著「もしも利休があなたを招いたら」
先日とても面白い本を読みました。 今をときめく武者小路千家15代家元後嗣、「若宗匠」千宗屋氏の著書、「もしも利休があなたを招いたら」。 2011年に出版された本です。 厚くなく、手軽に読める本なのに、ものすご…
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亥の子祝いとは?亥の子餅(いのこもち)、玄猪餅(げんちょもち)は火除けのお菓子。
「亥の子餅(いのこもち)」というお菓子を知っていますか? もともとは「亥の子祝い」という行事で食べられていた餅菓子のことです。 「亥の子祝い」とは、どんなお祝いなのでしょうか。 その起源をご紹介します。 …
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三千家の茶室を比べてみました。不審庵、今日庵、官休庵の号の由来は?
現代の抹茶道の主流派と言える三千家。 表千家、裏千家、武者小路千家の3つの流派を指します。 いろんな雑誌やテレビなどで名茶室のひとつとして目にすることも多いですが、三千家の庵号にもなっている茶室を比べてみたら、そ…
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泡は三日月というのは本当?薄茶の点て方(表千家の場合)。
日本の茶道は、茶碗の中身より、その外側のあれこれに敏感で、例えば客の作法についてなら、入り口(躙口)をくぐった後、履物は立て掛けるとか、(中略)茶碗を左に90度回してから口に運ぶとか、動作の度…
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茶室の天井はどうなっているの?草庵茶室の天井は見る価値大有りです!
日本全国に散らばる、格式のある日本建築。 茶室やお城、寺院などを訪れるとき、みなさんはその建築物の何を見るでしょうか。 現地にあるパンフレットや説明の立て札には「この城は誰々が作った城です。」とか「この茶室は何年…