おすすめの本
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広げた場所が茶室になる魔法。ふくいひろこさん著「はじめての茶箱あそび」
毎年、この時期になるとわたしのいる社中では、先生が茶箱を用意してくださって、茶箱や略盆点前のお稽古をします。 今年のお稽古では、先生が茶入れにと、ベトナムかどこかで買い求めたという何とも可愛い入れ物をお持ちに…
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60年で1周!十干十二支、干支にまつわるエトセトラ。
これまで、日本の暦についていろんな角度から書いてきました。 →旧暦と陰暦、太陰暦と太陽太陰暦の違いは?日本の暦の歴史をたどってみよう →江戸時代、大小といえば刀だけじゃなかった。浮世絵に隠され…
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気軽に抹茶を点てたくなる、おすすめの道具たち 。
新緑薫る季節になってまいりましたが、いかがおすごしでしょうか。 コロナ自粛が始まってから生活スタイルが変わった方も多いはず。ジム通いやお稽古ごとなど、今まで習慣になっていたものが出来なくなって…
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何事にも「いい時期」がある。その「ときどき」を楽しむ−千宗屋著「もしも利休があなたを招いたら」
先日とても面白い本を読みました。 今をときめく武者小路千家15代家元後嗣、「若宗匠」千宗屋氏の著書、「もしも利休があなたを招いたら」。 2011年に出版された本です。 厚くなく、手軽に読める本なのに、ものすご…
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長谷川等伯。桃山を代表する絵師の生涯を描く–安部龍太郎著「等伯」
千利休(1522ー1591)と言えば、この肖像画が有名です。 これを描いた人物をご存知ですか? (「利休居士像」長谷川等伯筆 春屋宗園讃) 作者は、長谷川等伯。 狩野派と並び、桃…
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泡は三日月というのは本当?薄茶の点て方(表千家の場合)。
日本の茶道は、茶碗の中身より、その外側のあれこれに敏感で、例えば客の作法についてなら、入り口(躙口)をくぐった後、履物は立て掛けるとか、(中略)茶碗を左に90度回してから口に運ぶとか、動作の度…
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とびきり屋見立て帖「うつろ花」より 夕去りの茶事
先日ご紹介した、山本兼一さんの「とびきり屋見立て帖」シリーズ。 参考記事→道具を知るとお茶はもっと楽しい!「とびきり屋見立て帖」 道具屋の若夫婦、真之介とゆずの度胸と目利きが見どころの、江戸末期の京都を舞台にした…
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道具を知るとお茶はもっと楽しい!「とびきり屋見立て帖」
*アイキャッチ画像は「オール讀物」掲載時の挿絵をお借りしました(北村さゆりさん画)。 毎日暑い日が続きますね。 先日やっと和室の窓の外に簾をつけて、見た目にも涼しく…