茶道
-
抹茶や煎茶の品質を高め保つ製法「合組」。宇治茶の定義とは?
茶の湯に不可欠なものといえば茶道具やお菓子、花などもそうですが、まず何よりも抹茶がなければ始まりません。 この「抹茶」、ワインのようにその年の収穫によって品薄になったり製品の味が変わったりする、ということがあ…
-
とびきり屋見立て帖「うつろ花」より 夕去りの茶事
先日ご紹介した、山本兼一さんの「とびきり屋見立て帖」シリーズ。 参考記事→道具を知るとお茶はもっと楽しい!「とびきり屋見立て帖」 道具屋の若夫婦、真之介とゆずの度胸と目利きが見どころの、江戸末期の京都を舞台にした…
-
柄杓の上手な使い方 其の弐:水指から水をすくう所作
お点前をしていて意外に難しいのが、柄杓の使い方。 以前に、畳に水滴をこぼさずに茶碗にお湯を注ぐコツを紹介しましたが、今回は「水指から水をすくって釜や茶碗にこぼさずに注ぐ」コツをご紹介します。 参考:柄杓の上手な使…
-
干菓子は「並べる」のではなく「盛る」。お客の時はどこから取ればいいの?実はお菓子にも格があります。
お抹茶を頂く時の楽しみのひとつといえば、お菓子ですよね。 和菓子屋さんには季節ごとにいろいろなお菓子が並び、目でも口でも楽しめます。 今は主要デパートでほとんど全国の和菓子を購入することができるようになり嬉しい反…
-
大徳寺の利休忌と月釜茶会
言わずともしれたお茶の聖地、京都 紫野にある大徳寺。訪れたことのある方も多いのではないでしょうか。 寺内に塔頭と呼ばれる小院がたくさんあることでも知られています。 大徳寺は茶の湯の歴史と深く関わっています。寺…
-
薄茶と濃茶の違いは?お茶の銘の由来はどこからきているの?
お茶を習っていなくても、京都や金沢などの観光地や、街のカフェなどでお抹茶を飲んだことのある方はたくさんいらっしゃると思います。 そういう時、だいたい「薄茶と主菓子(生菓子または半生菓子)」というスタイルで出されること…
-
意外と知らない桐箱の紐の結び方。蓋を閉める時に迷ってしまう、桐箱の正面は?
貴重な陶芸作品や美術品は、紐の付いた桐箱に入っていることが多くあります。 茶道具で言えば抹茶茶碗や掛け軸、水差しなどの道具全般がそうです。茶道具でなくてもお猪口やぐい呑、湯呑みなどでも桐箱付きのものがあります。 桐箱…
-
茶碗の各部位の呼び名は?
茶碗はお抹茶をいただくときに欠かせないもの。 季節やお客によって出されるお茶碗も変わってきます。 平べったい平茶碗や寒い時期に使う筒茶碗など、茶碗の形や特徴によって茶碗の呼び名も変わりますが、茶碗自体の部位にもそれぞれに…
-
国宝の曜変天目茶碗。3碗全て見てきました。
2019年に、3碗全てがほぼ同時期に公開されることで話題になった国宝の曜変天目(ようへんてんもく)茶碗。 茶道をされない方でもテレビや雑誌で見たことがあるのではないでしょうか。 (MIHO MUSEUM オフィシャルサイ…
-
お茶の種類と製法について
緑茶や紅茶、烏龍茶などは同じ植物から作られていることは、今は多くの方がご存知だと思います。 作り方の違いで全く違うものができ、それぞれが世界中で飲まれているなんて、すごいことですね。 原料であるチャノキは、も…