暦
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八十八夜ー浅蒸し茶と深蒸し茶
※アイキャッチ画像:「難波屋おきた」喜多川歌麿 早いもので、今年も新茶の季節が近づいてきました。 新茶といえば八十八夜とよく言われます。八十八夜という名前が商品名になっているお茶…
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2021年、124年ぶりの2月2日の節分。
もうすぐ節分ですね。節分といえば、立春の前日、2月3日に豆まきをして恵方巻を食べる、、、という行事として定着しています。お寺や神社でも福豆を販売したり、年男や年女が豆まきをするところもありますね。 でも実は、節分…
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二十四節気と五節供、雑節
春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえて 涼しかりけり という道元禅師の有名な歌があります。季節ごとの美しいものを詠んだ歌です。 日本の伝統的な慣習や風習は平安時代の宮中に起源を見るものが多いですが、それ…
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「土用」の時期は年に4回。どのように過ごせばいいの?
「土用」といえば、夏の「土曜の丑の日」を思い浮かべる方も多いと思います。鰻を食べると精がついて夏バテせずに過ごせるといいますね。 季節外れな話題かと思われそうですが、実は10月の下旬の今も、「土用」の時期なのです…
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「本日はお日柄もよく…」のお日柄ってなに?江戸時代には数百もあった歴注。
歴注、と言ってもピンとこないけれど、「大安」や「一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)」と言えば、耳にしたことのある方も多いのではないでしょうか。結婚式の日取りを決めたり、お財布をおろすのに良い日、というイメージがあるか…
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歴注といえば中段、と言われるほど大切だった十二直。
(アイキャッチ画像:三代歌川豊国「意勢固世身 見立十二直」より〈開 ひらく〉) 旧暦の暦は日付だけでなく、たくさんの歴注が書かれていました。 その中で特に当たるとして重視されていたのが十二直(じゅうに…
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八百万(やおよろず)の神の国、日本。さすがに暦にもたくさんの神様が!
日本の神様というと、よく八百万(やおよろず)の神と言われますね。 八百万とは、ものすごくたくさん、という意味です。八百万の神というのは森羅万象(しんらばんしょう・すべてのもの)に神が宿っているという日本古来の…
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干支と方位と時の刻
現代では昔ほど馴染みはないものの、干支(えと)といえば年賀状に使ったり、節分の時にお寺さんで年女や年男が豆まきをしたりという風景を見ることができます。 お茶の世界でも、新年最初の茶会である初釜にはその年の干支…
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60年で1周!十干十二支、干支にまつわるエトセトラ。
これまで、日本の暦についていろんな角度から書いてきました。 →旧暦と陰暦、太陰暦と太陽太陰暦の違いは?日本の暦の歴史をたどってみよう →江戸時代、大小といえば刀だけじゃなかった。浮世絵に隠され…
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暦と三鏡宝珠
暦の記事をあげ始めたら、当たり前だけど芋づる式にいろんなことが繋がっていき、どこまでいくのかちょっと心配になってきました。 前回の記事で三島茶碗を取り上げましたが、三島茶碗は三島暦の仮名文字に似た美しい文様が特徴…