和菓子

季節を楽しむお菓子④ 鶴屋吉信「栗まろ」

 

この週末はあたたかくていい天気で、まさに後楽日和でした。

 

今回は京都行きにかこつけて、お土産に鶴屋吉信のお菓子を購入。
京都のお菓子屋さんですけど、限定ものだし、栗のお菓子ってほっこりしますものね。

京都伊勢丹の地下にて。
炉開の時期だし、亥の子餅にも心惹かれましたが。。。心を鬼にして栗まろを購入。

「栗まろ」は、毎年9月~11月限定で販売されるお菓子。
インターネットだと販売時期はもう少し限定されるようです。
薯蕷饅頭の中に、こしあんと国産和栗の密漬けが丸ごと一粒入っています。
栗の焼き印が可愛い。

 

 

茶道仲間でもあり、台湾茶藝師の資格を持つ友人に差し入れして、今回もちゃっかりいろんなお茶を淹れてもらいました。

栗まろには、木柵鉄観音を。
ほうじ茶に似た香ばしさが、重たいお菓子にもぴったりでした。

お懐紙に乗せて撮影もしましたが、薯蕷饅頭がしっとりしていて、ちょっとくっついてしまいました。
実際にお茶席でいただくなら、りゅうさん紙の方がよいかも。

菓子切で切ってみましたが、栗が崩れてしまったので写真は断念。
手で割っていただくのがおすすめです。

お味は上品、栗の素朴な甘さとほくほく感が、ああ、秋だなあ、と感じさせるお饅頭。
食欲の秋らしく?食べ応えもあって、ひとつで満足。
薯蕷饅頭大好き、栗大好きのわたしにもってこいのお菓子でした。

 

個人的には京都の秋のお菓子といえば栗餅、というイメージ。

(京都いいとこブログより)

栗餅は、あんこと栗を餅で包んだお菓子。栗大福、という名前で販売しているところもあります。
出町ふたばなんかは、いつも行列だけど、栗餅の時期もすごいだろうなあ。
近くの下賀茂神社の紅葉もすごく奇麗です。

 

今回頂いた「栗まろ」は、名前の通り上流階級のお菓子、といった感じでしょうか。
栗餅はどちらかといったら庶民派かな。

 

どちらも甲乙つけがたい美味しさですが、来年はどちらをいただこうか、どのお店のものにしようか、今から考えてほくほくしております。笑

ごちそうさまでした。