旅館の客室にあるお茶の美味しい淹れ方。
旅先で昔ながらの旅館や温泉宿に泊まると、
部屋にお茶セットが置いてあることがありますね。
宿について、一緒に来ているみんなが荷物を置いたり一息ついている間に、
ささっとお茶を淹れられたら、素敵ですよね。
宿によって道具やお茶もさまざまですが、お煎茶を美味しくいただく基本的な淹れ方をご紹介します。
もちろん自宅でもできますよ!
まずは、ポットのお湯を急須に入れる。
まず湯呑み、じゃないの?と思われた方もいるかもしれません。
でもまず急須、がおすすめです。
(この時はまだ茶葉は入れません。)
まず急須にお湯をいっぱいに入れてから、そのお湯を湯呑みに注ぎ回します。
そうすることによって、急須と湯呑みを両方温められて、湯量、湯温も調節できます。
この一手間で香りもたつし、お茶の甘みも引き出せます。
(例えば、2人分のお湯を湯呑みに入れて急須にお湯が残ったら、残ったお湯は茶こぼしに捨てます。)
(参考記事→ 茶こぼしってなに?これが正しい使い方!)
急須を空にしたら、急須に茶葉を入れます。
↓
湯呑みのお湯を急須に入れます。
そして。。。
30秒〜1分待つ。
地域にもよると思いますが、旅館に置いてあるお茶は深蒸し茶だったり、粉茶だったり、短時間でお茶の成分が出やすいものが多い気がします。
西の方に多い浅蒸し茶なら、もう少しのばして1分40秒くらい待っても大丈夫。
そうしたら、お茶を注ぎ分けます。
人数分の湯呑みに2〜3回に分けて注ぎ切ってください。
二煎目はポットから直接急須にお湯を入れて大丈夫。
茶葉が充分お湯を吸って蒸れているので、待たずにすぐに注いでも、しっかりと味が出ます。
お茶は最後の一滴が一番美味しいと言われるので、毎回注ぎ切るか、もったいないけど残った分は茶こぼしに捨ててください。
そうする事で、三煎目くらいまでは美味しくいただけます。
いかがでしたか?
いつも自分でお茶を淹れている方も、違った発見があったでしょうか。
お茶は高温のお湯で入れると苦味が、低温のお湯で入れると旨味が出やすいです。
初めはぬるめのお湯で、その後は熱いお湯で淹れるのが、
茶葉を無駄なく美味しくいただくコツです。
今日は、新茶のお煎茶で一息入れませんか?