和食器

片口はどんなときに使う?正しい向きは?

たまには家でゆっくり日本酒を楽しみたい。

そんな時は、片口を用意してみてはいかがでしょう。

酒器にこだわると、いつものお酒がもっと美味しくいただけます。
(ついでに肴にもこだわると、もっともっと美味しくいただけます!)

今回は片口の名前の由来や使い方、正しい向きをご紹介します。

片口は注ぐための器

お酒やお水など、液体を注ぐための注ぎ口がある器を片口といいます。

片方に口があることから、片口。
わかりやすいですね。

正しい向きは、口が左。

右利きの人が多いため、右手でパッと持てて使えるように
器の正面から見て左側に口がついています。

用途はいろいろ

和食器の用途はさまざま。
職人さんの洒落ごころか、口のついた「片口風」のお皿もあるし、
素材も土物、磁器、ガラスなど季節やシーンによっての使い分けも楽しいものです。
最近では納豆鉢なんかもあり、日本人ならではの発想だなあ、と
感心してしまいます。

基本はおさえて、自由に使う。

楽しみながら使うのが、器にとっても自分にとってもいちばん。
でも向きや使い方など、知っているのといないのではやっぱり違ってきます。

基本は知っているけど、「あえて」こうしているんだよ、というのがわかると、
こちらも、あ、さすがだな、と思いますよね。