和食器,  食文化

奥深き箸置きの世界

 

先日の父の日に、晩酌好きな父に切り子の酒器と箸置きをプレゼントしました。

切り子の酒器は自分用にしようと買ったのですが、父が気に入った様子だったのでそのままプレゼント。もうひとつは自分用にしました。
昔何かのテレビ番組で観たのですが、ガラスは黒を綺麗に出すのが難しいのだそうです。
職人技ですなあ。七宝の柄も素敵。

 

そして箸置き。

プレゼントしたのは、ナマズの上に河童が乗っているもの。
晩酌中も箸置きを見たら和むかなあ〜と思い、これにしました。


ナマズの表情と、必死に掴まってる河童も可愛い。

 

箸置きって、和菓子とどこか似ているかも。

手のひらに乗るくらい小さいのに、その中で世界が完成されている。
季節のものもあるし通年使えるシンプルなもの、素材もいろいろで使うシーンに相応しいデザインのものもある。

 

深いなあ。。。日本文化。

 

ということで、いろいろな箸置きを探してみました。

 

 

まずは通年使える箸置き。
箸置きは安定してお箸が置けることが大前提ですが、シンプルなものなら色が綺麗なもの、単色ならお洒落なデザインのものが目を引きます。

 

こちらは箸置きと小皿のセット。
日本ならでは!黒盆に乗せると途端に風流に。

 

こちらのお店は他の季節のものや、クリスマス用のガラスのリースの箸置きなんかもありました。
立ち雛模様、こういう一瞬しか使えないものをさらりと使えるのって、贅沢ですよね〜。
箸置き、和菓子にも共通するけど、着物にも共通点あるなあ。こういう帯留めありそうです。

 

食事中に眺めて和みたい方にはやっぱり動物がおすすめです。

 

箸置きとお皿が一体になっているものもありましたよ。
シンプルなものは普段使いにいいし、織戸のものもちょっと凝ってて素敵です。

 

逆さ富士の醤油皿、可愛い〜。みんなで集まるときに使いたい!

 

他にもこんなすごいのも!これは箸置きというよりお皿ですが。笑
とと皿、名前も可愛いです。

 

 

箸置きではないけれど、こんな可愛いカトラリーレストも見つけました。
なんて可愛い、水引のデザイン!

海外の方へプレゼントしてもいいかも。

 

さいごに

 

箸置き、お値段もピンキリだし、人によってはなくてもまったく気にならないもの。

そういえば、茶懐石でも箸置きは使いません。

でも、そんなあってもなくてもいいものが、お洒落で素敵だったら。
例えば遊びに行った友人の家で、可愛い箸置きが出されたら。
おもてなしの心を感じるし、食事をする時間が楽しくなると思いませんか?

 

 

ちなみに石垣島の友人を訪ねたときに用意してくれていた軽食の箸置きは、貝殻でした。

決して押し付けがましくなく、でも「沖縄へようこそ!」という心を感じるおもてなし。
すごく嬉しかったなあ。
美味しいご飯がもっと美味しく感じたし、何より心に残る時間になりました。

 

 

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