気軽に抹茶を点てたくなる、おすすめの道具たち 。
新緑薫る季節になってまいりましたが、いかがおすごしでしょうか。
コロナ自粛が始まってから生活スタイルが変わった方も多いはず。
ジム通いやお稽古ごとなど、今まで習慣になっていたものが出来なくなってしまうと、「それでも続けてやって行きたいたいものかどうか?」が問われますね。
わたしもお茶のお稽古がなくなり、実を言うと。。。お抹茶からは遠のいていました。
茶道に関連する本を読んだりはしていたけれど、お点前の練習をしていたわけでもなく。
もともと大のお茶好きなので、抹茶以外のお茶は毎日飲んでいたのでそんなに気にしていなかったのですが、ふと「そういえば最近お抹茶飲んでないなあ。。」と。
わたしの先生は普段から毎日お茶を点てて飲んでいるというし、官休庵の若宗匠、千宗屋さんのInstagramにもお抹茶とお菓子の写真が頻繁にアップされています。彼の著書にも、1日5〜6服はお抹茶を点てて飲んでいると書いてありました。
なのでわたしも久々に茶筅を振ってみました。
久しぶりにいただくお抹茶は、やっぱり美味しい〜。
別にお抹茶はお茶会やお稽古でしか飲めないものじゃないんだから、飲みたいときに好きな抹茶を好きな器で飲めばいいんですよね。自分の好きなように。
というわけで、これからはもっとお抹茶を気軽に点てていただこうと決めたのですが、わたしの場合は、気に入った道具を使うと言うのはとても重要なポイント。
おひとりさま抹茶を楽しむためにいい道具はないかと探してみたら、いろんな道具をみつけました。
まずは茶こし。
一人分を点てるには、その都度抹茶をふるうことが、ダマにならずに上手に点てられるポイントです。
だからスプーンで抹茶をすくって茶こしで直接お茶碗にふるうのが楽ちん。
百均の茶こしでもいいんだけど、もう少しなんかないかなーと、探してみたらありました。
一保堂さんの茶こし!
刻印入りの受け皿付きで、茶こしの網目も細かく持ち手も素敵。これは気分上がるな〜。
他には、小山園推奨のものもみつけました。
こちらは受け皿はないけど、抹茶をすくう軽量スプーン付き。
これもいいですねえ。
旅先や野外でお抹茶を点てるときはスプーンがあると確かに便利!
野外といえば、そのまま持ち出して使えるお抹茶セットもありました。
事前に抹茶をふるって棗に入れて持ち出すよりも、飲む分だけふるって使えるから手軽ですね。
このセットには茶筅がついてますが、茶筅も実はいろんなものがあります。
茶道の世界から見たら邪道なものもありますが。笑
例えば、これ。
樹脂製の茶筅!
こんなのあるんですねー。専用のくせ直し付き、食洗機対応!縦にパカっと割れてお手入れもできるみたいです。
煤竹色の他に白竹色もあるし、カラフルな色のものもあります。
ココアとか、牛乳を使うような飲み物とか、調理器具としても使えそう。
他にも、茶筅マドラーというのもあります。
茶筅マドラーは、穂の部分が普通の茶筅より小さめにできています。
これだったらマグカップやガラスのグラスなんかでも使いやすそうです。
カフェラテとか抹茶ラテ、暑い日にはアイスラテやグリーンティーもいいかも。
お点前には使えないけれど、「お茶を楽しんで点てて飲む」ということならアリですよね。
そしてそして、1番大事なのは、お抹茶そのもの!
どうせ飲むならやっぱり美味しいお茶を飲みたいじゃないですか。
抹茶といえば宇治の抹茶が1番有名ですよね。お茶のお稽古でも宇治抹茶を使っている社中さんがいちばん多いんじゃないでしょうか。
でもお稽古じゃないなら、いろんな抹茶を飲み比べるのも面白いかも。
そして購入するときは、スーパーではなくお茶屋さんで、少しランクが上のお抹茶を買うのがオススメです。
濃茶用の抹茶の方が薄茶用より高いですが、格段に美味しいです。
濃茶用の抹茶なら濃茶と薄茶、どちらを点てても美味しいし、美味しくないとせっかく買った抹茶を無駄にしてしまいます。
個人的に今ハマっているのは、八女茶の抹茶。
今飲んでいるのは「池の白」という茶銘ですが、薄茶はもちろん、お濃茶でも充分美味しい。
個人的には宇治の抹茶より好きかも。
(ちなみに煎茶の八女茶も美味しいです。いつか星野製茶園さんの工場見学に行ってみたいと思うので、行った暁にはこのブログでレポします!)
お菓子にもこだわりたいところですが、お菓子は本当になんでもいいし、洋菓子やチョコレートも、普通にお稽古でも出てきます。
お稽古では絶対しないけどお抹茶に実は合うお菓子もきっとあるはず。
この「池の白」なら、お茶自体に甘味があるのでお菓子がなくてもわたしは平気。
宇治の抹茶はもう少し渋味があるので、お菓子があるとより美味しくいただけそうな気がします。
何はともあれ、毎日お茶を飲める幸せ。
お稽古再開を待ちつつ、自宅でのお抹茶を楽しみたいと思います。