茶碗の各部位の呼び名は?
茶碗はお抹茶をいただくときに欠かせないもの。
季節やお客によって出されるお茶碗も変わってきます。
平べったい平茶碗や寒い時期に使う筒茶碗など、
茶碗の形や特徴によって茶碗の呼び名も変わりますが、
茶碗自体の部位にもそれぞれに名前が付いています。
茶碗の部位の名称
だいたいこんな感じです。
もっと細かい呼び名もあるようですが、これだけ知っていればじゅうぶんだと思います。
天目茶碗を見てみよう
例えば天目茶碗は、高台が小さいとか口縁はすっぽん口だとか、
ぱっと聞くと意味がわからないけれど、言葉を知っていると簡単です。
天目茶碗は貴人の方をもてなすためのお茶碗なので、基本的には天目台という専用の台に乗せて使います。
だから高台が小さいのですね。
すっぽん口については、もちろん見た目の美しさもあるのですが、
口縁近くで一度すぼまる形状なのでそこで一旦お茶が止まり、それから少しずつ口に入るために、熱い抹茶を飲むのに適した形なんだそうです。
参考記事→曜変天目見てきました。
普段使いの器を変えてみる。
茶碗の部位の名称は、知らなくても日常生活で困らないけど、
知ると「なるほど!」と思いませんか?
お茶をされない方でも、器は日常使う身近なもの。
もし食器を買い換える機会があるなら、陶器市や窯元、地元のうつわ屋さんなどに行って、自分のお気に入りを探すのも楽しいかもしれませんね。